投稿日2015-05-22
メンバーズカードなどを作成する際によく使用されるオプション加工、”エンボス加工”についてご紹介させていただきます。
銀行のキャッシュカードやクレジットカード・病院の診察券などの表面に、凸凹と盛り上がった形で数字やカナが刻印されている加工をご覧になったことがあるでしょうか、そのような文字加工を”エンボス加工”と言います。
文字が盛り上がっているのが特徴で、文字上に着色をすることも可能です。
着色出来る文字の色は、金・銀・黒の3種類があります。
また表現出来る文字の種類は、7ピッチ文字(大きな文字)と10ピッチ文字(小さな文字)の2種類があります。
■7ピッチとは・・・
1インチの中に7文字収まること
■10ピッチとは・・・
1インチの中に10文字収まること
を表しています。
刻印出来る文字は、0~9の数字・英字・カナがありますが、それぞれ対応可能な文字サイズは以下となります。
・数字:7ピッチ文字・10ピッチ文字、両方可能
・英字:10ピッチ文字のみ可
・カナ:7ピッチ文字のみ可
7ピッチと10ピッチは同一カード内で混ぜて使用することが出来ます。
(エンボス加工の様子)
入稿用テンプレートのページにエンボス加工ゲージをご用意しております。こちらのページの下部ギャラリーへもエンボス加工ゲージのサンプル画像を掲載しておりますので、文字の大きさや間隔はこちらを参考にしてください。
文字を配置する位置に指定はありませんので、お好きなデザインにてカードを作成していただけます。
尚、エンボス加工した裏面は凹んでしまいますので、その場所へのサインパネル等の加工は避けるようにデザインしていただく必要があります。サインパネルを使用される際にはご注意ください。
エンボス加工は、会員番号・お名前・有効期限などの刻印に使われております。
元々、クレジットカードで決済をする際にインプリンターにてカード情報を転写する必要があり、このエンボス加工が多く使用されていましたが、最近ではインプリンターを使用しないことも多くなってきました。しかしクレジットカードは世界中で使用できるということがメリットであり、アジアなどではインプリンターを使用しているところも多くあります。
日本カード印刷では、メンバーズカードなどを作成をする際に豊富なオプション加工をご用意しております。今回はその中からエンボス加工についてご紹介させていただきました。
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